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こんにちは、じじいのくせにITを生業にしているおやじです。

今回は、Windows10以降のバージョンをお使いの方々のセキュリティ対策についてです。
以前は、パソコン購入→セキュリティソフトの導入→インターネット接続って言うのが一般的な常識だったと思います。

おやじも電話線使ってネットに接続していた時代からセキュリティソフトはいろいろと乗り換えて使ってきました。

おやじのセキュリティソフトの変遷

ノートン → マカフィー → パンダ → F-Secure → CA → カスペルスキー → G-Data → Avira → Eset → Bitdefender → そして現在は?

とまぁ、いろいろ乗り換えて使ってきました。あまり耳慣れない会社のもあると思いますが、記憶を辿るとその時々でコスト面の妥協も含めて良いと思ったものを使ってたんだと思います。

しかし、Windows10がリリースされてからというもの、Windowsに無料でついてくるWindows Defender(Windows Securityって言ったりもします)の性能が格段に進歩しており、巷でも「Windows Defender以外に有料ソフト入れる必要ねぇんじゃね?」って空気が流れておりますですよね。

そこで、本当に有料セキュリティソフトは不要なのか、おやじなりに考えてみた結果をお伝えしようと思います。

(このお話の前提条件は、Windows10以降をご利用で、Windows Updateをしっかり行っているって言うことでお願いします。)



1.結論

まず最初におやじの結論から申し上げたいと思います。

おやじの結論は、、、

「大部分の普通のユーザーなら有料セキュリティソフトは不要」(※ただし、人によるw)

ってことになります。


2.なぜ有料セキュリティソフトは不要なのか

では、なぜ有料セキュリティソフトは不要なのか?ってことを順番に列挙したいと思います。

  • Windows Defenderの性能がいいから
これを言っちゃうと「ハイ、終了」って感じになっちゃうんですがハッキリ言って現在のWindows Defenderの性能はかなりいいです。
有名どこのウィルステスト機関のテストでも検知率、誤検知率ともにかなりいい数字をたたき出しています。有料セキュリティソフトと比べても遜色はありません。

では、ここでAV Comparatives(セキュリティソフトのテストを行うオーストリアの独立系第三者機関)のテスト結果を見てみましょう。比較はWindows Defender(Microsoft Defender Antivirus)と日本で有名かつシェアが多いと思われるノートン、マカフィー、ウィルスバスター(Trend Micro)の4本です。星の数が多いほど優秀であることを表しています。
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(出典: AV Comparatives - Real World Protection、画像クリックで拡大)

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(出典: AV Comparatives - Malware Protection、画像クリックで拡大)

いずれのテストでも最高評価である星3つを獲得したのはWindows Defenderとマカフィーの2つであることが分かります。このことからも防御性能そのものはWindows Defenderは最高峰と言えるかと思います。

  • そもそもウィルスやマルウェアに感染する機会が少ないから
これまた、これ言っちゃうと「ハイ、終了」なんですが、「ごくごく普通の用途で」かつ「それなりの常識をもって」パソコンを使っている限りウィルスやマルウェアに感染するリスクはかなり抑えられます。

「ごくごく普通の用途で」とは、ネット閲覧は信頼できるサイトに限られていてアダルトサイトや違法サイト、アニメや映画などの違法視聴サイトなどの危険サイトには行かないってことです。危険サイトと一括りにしましたが、これらサイトはページを表示させただけで感染するタイプのウィルスやマルウェアが仕込まれていたり、なんかいかにも怪しいセキュリティ警告を無限に出現させたりするヤツがあったりするのでかなりマジで要注意です。
(いや、もちろんアダルトサイトとかでも危険じゃないのもありますけどね。)

「それなりの常識をもって」とは、メールに添付されてきた怪しいファイルをクリックしてしまうとか、危険サイトで表示された怪しいセキュリティ警告に騙されて慌ててクリックしちゃうとか、そういうのはダメですよって常識があればってことです。あ、あとはネット接続するときはモデム直結じゃなくてルーターかませる、とかもですね(ルーターかませるのが普通なんで大丈夫でしょうけど)。

と言うような感じでパソコンをご利用になっている皆様は、もうそれこそ「Windows Defender」で充分だと思います。

  • 有料ソフトを入れるとパソコンの動作が遅くなるから
セキュリティソフトは、インストールされるとシステムに常駐してパソコンを監視し続けます。そうすることによってリアルタイムでウィルスやマルウェアの侵入を防ぐことができます。逆にそうでなければセキュリティソフトの意味がない訳ですが、常に起動していて動作している段階で負荷がかかるのは明白です。

有料ソフトメーカーも最近ではインストール後のパソコン動作スピードにはすごく気を使うようになってきました(以前はホントすごいのあった)。動作スピードという点ではマイクロソフト純正のWindows Defenderが評判いいみたいですが、第三者機関の調査によれば必ずしもWindows Defenderの評価が高いわけでもありません。

では、またAV Comparativesによるパフォーマンステスト(パソコンの動作スピードに対する影響のテスト)の結果を見てみましょう。星の数が多いほど優秀であることを示しています。
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(出典: AV Comparatives - Performance Test、画像クリックで拡大)

動作スピードでは比較的評判がいいと思われていたWindows DefenderですがAV Comparativesのテストでは星1つにとどまりました。

  • 過剰な警告やブロックが増えるから
有料セキュリティソフトを入れると、とにかく「絶対感染させないんだかんね!」みたいな感じで問題のない安全なサイトでも「危険なサイトを感知したのでブロックしました」とか言われるケースが出てきます。それだけ一所懸命守ってくれてるってことでしょうけど「過保護すぎんのよねー」って感じになっちゃう時もあります。


3.有料セキュリティソフトを入れた方がいいパターン

  • 重要な機密事項を扱う人
国や地方自治体、企業などにかかわらずとにかく他に漏れたら絶対ダメな情報を扱う方々は有料セキュリティソフトを入れた方がいいです。でも、このパターンだと組織によって規定があるはずなのでそれに従うべきです。有料セキュリティソフトを入れているからと言って自己判断で、自分のパソコンで組織のネットワークに入ったり、組織から持ち出したファイルを自分のパソコンで読み込んだり、自分のパソコンで作ったファイルをUSBに入れて組織のパソコンで読み込ませたりするのはあまりにも危険です。

  • 顧客の情報を扱う人
例えば通販サイトの運営などをしていて顧客の情報を扱う方などは、有料セキュリティソフトを入れた方が絶対にいいです。もしも万が一の時に、「無料のWindows Defenderで対策してました」って言うのはまだまだ世間一般では受け入れられない場面があるかも知れません。

  • ネットバンキングとかをする人
有料セキュリティソフトだとネットバンキングとかクレジットカード番号を入れたりする場面でキーロガー(キーボードから入力した内容を盗み見るウィルス)から保護してくれる機能が付いてたりします。

  • いろいろやっちゃう人
上記の「ごくごく普通の用途で」かつ「それなりの常識をもって」パソコンを使っている、っていうのに当てはまらない人は有料セキュリティソフトを入れた方がいいと思います。

  • その他盛りだくさんの付加機能が欲しい人
有料セキュリティソフトだと、
  • ごみ箱に入れたファイルを復元できないように完全に消去してくれる機能
  • 失くしたパソコンのありかを教えてくれる機能
  • ドライブを暗号化して外から見えなくする機能
  • 身代金ウィルス(ランサムウェア)で暗号化されたファイルを戻す機能 とかとか
Windows Defenderとの差別化のため各社いろいろな機能を提供しています。

  • サポートが必要な人
機能や操作方法がよくわからないとか、万が一、不幸にして感染してしまった場合、元に戻すのにサポートが必要な方は電話サポートやメールサポートが付いてる有料セキュリティソフトがいいかも知れません。


4.有料セキュリティソフトを入れる時にやっちゃダメなこと

  • 複数のセキュリティソフトをインストールしてはいけません
Windows Defenderにせよ有料セキュリティソフトにせよ、パソコンのシステムに常駐して監視するわけです。2種類以上のセキュリティソフトをインストールしてしまうとセキュリティソフト同士が干渉しあって不具合を起こす可能性が多々あります。
※Windows Defenderは違うセキュリティソフトを検知すると自動的にオフになり同時監視することはなくなるので大丈夫です。

何らかの理由で2種類以上のセキュリティソフトを入れたい場合は、片方は非常駐型(リアルタイム監視はできない)のものにするとかしないといけません。


5.おやじ的おすすめ有料セキュリティソフト

おやじは、有料セキュリティソフトを入れている訳なんですが、サブスクが大嫌いです。1年ごととか3年ごととか期間に相違はあれ、有効期限があって切れたら使えないってのが大嫌いです。だから実はアドビ税も嫌いです。もっと言えば、電気代とかも嫌いです。
なので、おやじはZEROスーパーセキュリティ一択です。
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ZEROスーパーセキュリティは、SOURCENEXTさんで出しているセキュリティソフトですが、中身はBitdefenderのOEMです。ここ、重要です!。Bitdefenderは第三者機関のウィルステストでいつもトップクラスに評価されているセキュリティソフトだからです。ちなみにBitdefenderは、セキュリティソフトではもはや常識となっているヒューリスティック(未知のウィルスへのふるまい検知)を最初に開発した会社です。

では、再度ここでAV ComparativesのテストによるBitdefenderの実力を見てみましょう。
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(出典: AV Comparatives - Perfomance Test, Malware Protection Test, Real World Protection Test、画像クリックで拡大)

3つのテストですべて星3つを獲得しています。

そして、商品名のZEROにもある通り、かかる費用は初回の購入費用1回だけの買い切り型になっていますので、1年とか3年とかで更新料を支払う必要がありません。更新料がZEROなのです。インストールしたパソコンが壊れたり、買い替えたりOSのサポートが終了したりしない限り更新料はかかりません。

おやじは、ZEROスーパーセキュリティに乗り換える前は、Bitdefenderを使っていたんですが、UIも機能もBitdefenderとほぼ同じ。だったら更新料ZEROの方がいいですよね。

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ここでご注意いただきたいのは、SOURCENEXTさんでは、ZEROスーパーセキュリティの他にZEROウィルスセキュリティという製品も販売されています。こちらもセキュリティソフトなんですが、こちらはK7コンピューティングというインドの会社のOEMで、ZEROスーパーセキュリティとは全く別の製品です。価格はZEROウィルスセキュリティの方が安いのですが、機能・性能面ではZEROスーパーセキュリティの方が優れています。

おやじがオススメするのはZEROスーパーセキュリティの方ですのでお間違いなく!
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  • ZEROスーパーセキュリティの感想
機能面
機能面では全く不満はありません。Bitdefenderを使っていた時代から現在までウィルス、マルウェアに感染したことはありません。
おまけの付加機能ですが、実は使ったことがありませんw もっと使えばもっと元が取れたり便利になったりするんだとは思います。

あ、あと敢えてマイナス面を記すとすれば、ウェブ閲覧時の「過剰保護」が多いような気がします。これは絶対大丈夫!というようなサイトもたまにブロックされることがあります。でもまぁ、そんなに気にならないし、それだけ頑張ってくれてるってことで。

動作面
ZEROスーパーセキュリティはパソコンの動作を重くするっていう指摘を見たような気がするんですが、体感では全く気になりません。というよりも、パソコンは変われどセキュリティソフトは10年以上Bitdefender→ZEROスーパーセキュリティで来ていますので、これ入れてない時の体感速度がわかりませんw
ZEROスーパーセキュリティをアンストして試してみればいいんでしょうが、10年以上も気にならない感じで使ってきたのできっと皆さんも気になるほどじゃないんじゃないかと(お使いのPCのスペックにもよりますけど)。


6.まとめ
そんなわけで今回はWindowsセキュリティソフト要らない問題でした。

こうして考えてみると大多数の普通のユーザーさんは有料セキュリティソフトは不要なものの、それでも有料セキュリティソフトを入れた方が良さそうな方も一定数いそうですね。

「自分、もしかして普通のユーザーに当てはまらないから有料ソフト入れた方がいいかな?」って思う方はなるべく早めに、「もう有料ソフト入れてるよー」って方は次の更新時に、ぜひSOURCENEXTさんのZEROスーパーセキュリティの導入をご検討ください。

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しつこいようですが、おやじのオススメは、『ZEROスーパーセキュリティ』の方ですよ。
ZEROウィルスセキュリティは別のソフトですのでお間違いなく。

※ここでご紹介しているAV Comparativesのテスト結果は記事執筆時点での最新のデータをご紹介しています。ただ、テスト結果はテストの度に違ってきますので最新データはAV Comparativesの公式サイトでご確認お願いします。